昨年秋に始まった金融危機の影響で、日本でも大量の非正規雇用労働者の解雇が起きているのはご存じのとおり「派遣切り」「人員削減」といった言葉がメディアを賑わしています。あなたの身の回りはどうでしょう。異変は起きていますか。
私もメディアが伝えるほどの逼迫感は感じていなかったのですが、ここ2ヵ月くらいで、私の周囲に起きている大きな事態を感じずにはいられなくなりました。
私は、日本に住む外国出身者に日本語指導を行っているのですが、一緒に勉強している人、そしてその家族に影響があり、「夫が働けなくなった」「私は明日から工場にこなくていいと言われた」などという話を聞きます。
愛知県で支援をする仲間からは、在住外国人を対象とする食料品や日用雑貨の支援物資をしてほしいと電話がありました。
「雇用調整」は輸出で稼いできた製造業、それも工場など生産現場で始まっています。非正規雇用労働者は景気が好いとき採用し、悪くなると吐き出すシステムですが、本当にしかたがないのでしょうか?
山形県は外国出身者が点在していますが、多くの外国出身者が住む集住地区、愛知県では深刻な問題のようです。
自動車と電機が産業の中心だった時代が転換点を迎え、多くの人が解雇されていますが、その中でも南米出身日系人をはじめとする外国人は、日本語ができない等により、真っ先に解雇の対象となっています。家と職を失い、言葉の壁もあってなかなか正確な情報を得られず、利用できる社会的資源すら利用できないというケースも増えています。現在愛知県三河地方を中心に野宿する人、生命の危険にさらされ、母国に帰ることもできない人たちが溢れているそうです。
現在、愛知県豊橋市・豊川市の両国際交流協会が窓口となり、在住外国人を対象とする食料品や日用雑貨の支援物資を受け付けています。物資は受付後、NPO法人豊橋ブラジル協会を通じて、生活に困窮する外国人に配布されます。
この現実を解決するために、私は大きなことはできないけれど、愛知県に住む子どもたちの就学や環境を守ろうと考え支援物資を送りました。大変な時期ですが、行政と市民と企業が協力し、地域の支援を受けながら外国出身者の支援を展開している人たちが全国にいます。
そして、私にもできることを日本語を支援する仲間たちと考えているところです。

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