米・オバマ大統領の就任で「グリーン・ニューディール」という
単語がキーワードになってきました。果てしなく膨張を続けてきた
いわば仮想経済が破綻して、世界同時不況に突入し、今一縷の
希望の光を環境問題に見つけようと機運が一気に高まりをみせているようです。

 

車の乗り換えサイクルも、ここへ来て一気に長くなり新車販売は極端に
落ち込んできているようです。業界をあげて技術革新と信頼性の向上を
目指し、安く壊れにくい車を開発し続けてきた事が、今自分達の首を
絞めているという究極の矛盾を体感しているわけです。

 

それにしても消費拡大を大前提として発展してきた今日の世界経済は
今、大きくその仕組みを問われているような気がしています。

 

盛んに叫ばれる“エコ” 地球に優しいエココンシャスの新製品たち。
燃費の優れた自動車や、電気代の安いエアコンや冷蔵庫。
省エネが当たり前の世の中にあって、こうした新製品の拡販に
各社生き残りをかけているようですが、一方で伝統的な美徳とされてきた
「もったいない」の気持ちとの葛藤が表面化しています。

 

100%の資源循環が成立するならいざ知らず、使えるものを使わずに
効率の良い新製品に買い換える事が、本当に良いことなのか、またできるのか、
これは私のような“古いタイプ”の人間には大きな問題です。
いくら省エネとはいえ、その製品を開発するために一体どのくらいの
エネルギーを使用し、CO2を排出しているのか。新製品のスペックには
絶対載ってこない数値です。

 

確かに買い替えのタイミングは悩むところ。もちろんメーカーは「売らんがな」
いつ仕掛けるかが戦略です。北京五輪を契機に大型液晶を購入したご家庭は
多いだろうし、新製品はボーナス期を前に出てくるのは既知のコト。
壊れたり不具合が出てくれば買い替えの決心も簡単につきますが、
実際に機能し続ける製品たちを交換するのは悩ましいところです。

 

しかし、こうした「もったいない」の今や少数派(?)にとっての
もう1つの悩みは、修理する文化の崩壊。高性能化と同時に進行した
究極までのコスト追求で、部品は限りなくコンポーネント化され
故障時の対応はほとんどが、パッケージやユニット交換。昔のように
部品という概念はほとんどなくなってきているのです。
そしてコストダウンに成功した製品は、こうしたユニット交換などは
製品価格に比して極端に高価につくという事実が。下手をすればサービスの
技術料や手数料で新製品が買えるほどに。。

 

いやぁ~、なかなか暮らしにくい世の中にはなったものです。

 

 

と、まあ年寄りの愚痴を書き連ねましたが、ご覧のこのストーブ。
実は現役生活30年ですが、先日部品に不具合が生じてストップ。
メーカーのサービス部品ストックはとっくの昔に終わっていて、
いよいよご臨終か・・と。しかし、10年ほど前に今は廃業してしまった
街のストーブ屋さんから、「俺が念のために取っておいた部品」と
分けてもらったパーツが物置の奥にあったのを思い出し、交換したら
ごらんの通り!!
世の中、経済性や効率性だけでは片付けられない事もあって良い。
と、改めて納得した出来事でした。

 

   

 

とは言え、今度不具合が生じたら本当にご臨終です。その時に備えて
心と懐の準備だけはしておかなくてはなりませんが・・・         (K)

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