9月25日(土)14時より山形インキュベートプラザにて、「浪花のこだわり商法と地産地消」という演題で、株式会社くいだおれ代表取締役会長の柿木道子(かきのきみちこ)さんの講演会があり、参加してきました。

参加したのは、個人的に「大阪といえばくいだおれの街」という勝手なイメージがあるのですが、そのようなイメージをどのようにつくり上げていったのか興味を持ったからです。

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話は、大阪の名物料理店「くいだおれ」が、ただ自分たちの利益を追求するだけではなく、いかに大阪道頓堀という地域を巻き込み、道頓堀の人たちと一緒になって、時代の流れにどのように向き合いながら、営業を続けてきたのか、という内容でした。
波乱万丈なストーリーに引き込まれました。

柿木さんがお店をしている根底には、もっと大阪を知って欲しい!という思いがあったそうです。
だから、観光で大阪、道頓堀に来てくれるお客様が、喜んでもらえるような何かを提供したい。
そこで、全国どこに行ってもあるようなものではなく、大阪にしかない、大阪らしい店をつくりたい、と思ったそうです。

しかし、ただ闇雲に流行りに乗って儲かればいいから既存のやり方を全部新しいやり方に変えるということではなく、まずは今の自分達の現場をよく観察することが大切だ。現場に改善のヒントがある。
自分たちが売りたい物だけではなく、お客様が欲しい物を売ることが大切だ。
なぜなら、正解はお客様が持っているから。今のお客様を満足させることが大切。
・・・そんな風に思ったそうです。

お客様を満足させるために、柿木さんが心がけていたのは、マニュアル通りの接客ではなく、お客様の気持ちを察すること。
次に大阪に来る時にも、この「くいだおれ」に、この道頓堀に来てもらいたいと思って、積極的にお客様に話しかけていたそうです。
ただ話しかけても話題がないと話が続かないので、全国の名産品や名勝やら実にいろいろなことを勉強したそうです。

柿木さんの「全国のお客様を相手にしようと思ったら、全国のことを知らなければいけない」という言葉にハッとしました。
「くいだおれ」は大阪道頓堀の店でありながら、ターゲットは日本全国なんですね。
私も山形を住みよい街にしたいと思ったら、山形だけのことを考えていたらうまくいかないのかなと感じました。

最後までお話を聞いて、柿木さんの優しい笑顔からは想像できないような、仕事に対する厳しい姿勢、仕事に対する向き合い方、プロ意識の高さに感心しました。
きっと、柿木さんの「生き方」「生き様」というものが、お店の品格にも反映されているのでしょう。

もし今も「くいだおれ」が営業を続けていたなら、ぜひ行ってみたい店の一つになったと思います。

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