先日、山形子ども劇場の武田さんからご案内をいただき、まこちゃんの子育てファンド助成事業で行われた、ママ力UP講座「子どもの豊かなこころを育むために親ができること」永野むつみ氏の講演を聞きに行ってきました。
今回の講座は、低学年の子を持つ親と中高生の子を持つ親とで対象が分かれていました。それぞれの子どもを持つ親に合った内容になるように2部制になっているということでした。ちなみに私は低学年の子を持つ親が対象の午前の部に参加しました。
武田さんにお話を伺うと「子育て中の親に、子育てで大切なことや、誰もが経験する壁や悩みについて考える場を提供し、少しでも元気に楽しく子育てをできるようにという思いがあり今回の講座を開催することになったそうです。
午前の部の参加者は全部で35名。託児も行っていたので、小さな赤ちゃんを連れたお母さんも参加されていました。会場はとっても和やかな雰囲気で講演が始まりました。
講師の永野さんは現在人形劇ひぽぽたあむの代表をされ、人形劇、ワークショップ、講演会などで活躍されています。その中でも講演会が一番「流行っている!」らしく、世の中は日々子育てに悩み、迷い、不安を抱えている人でいっぱいなんだなぁ・・・と話していました。永野さんも2人のお子さんがいらっしゃるということで、ご自分の経験をもとに親と子のかかわりなどを笑いあり感動ありでたくさんお話いただきました。

永野さんのお話で印象に残ったのは、今の子どもたちに決定的に足りないのは、時間と自然だと話していたことです。時代の変化に伴い子育ても変化してきているということでした。
友達との関係の中から、いたみやいざこざを体験し、どうすれば解決できるのかを体験することで培われてきたものが、今は親が子供の環境に入り込みすぎてしまうためにせっかくの気づきのチャンスを無駄にしてしまっている。自然に生活(遊び)の中から得られていたもの(哲学や価値観)が今は得られない。だから学ぶ機会を意図的に作らなければいけない時代になってきていると話していました。
永野さんは学ぶ機会の一つとして人形劇だったり演劇だったり芸術の分野だと考え、人形劇の鑑賞が子どもたちの気付きの場になってほしいと思い活動されているそうです。「芸術は人間の生き方が現れていたり、身の回りで体感できなくなったことを補う役割を果たせるものだと話していました。
人形劇をするときは、よけいな説明はせず見てわかることはシナリオの中から削除してしまうようにしているそうです。テレビなどは、見なくても大抵物語が想像できるようなストーリーになっているので、何かをしながらでも耳で聞いてわかるようにできているが、人形劇は動きをみて「いったいなにが起るんだろう」「あれはなんなんだろう。」「なにをしているんだろう。」などいろいろな発見や気付きを促すように空間づくりを心掛けているそうです。大人はなんでも先回りして子どもに答えを教えてしまうけど、子ども自ら気づくように促すのが大切」とお話しされていました。
コミュニケーションの力を育てたい。そういった思いがあり舞台の中にいろいろな仕掛けを表現しているそうです。
見方を変えればとらえ方も違う。そういった気づきのチャンスをできるだけ子どもたちに与えてほしい。大人になってから荒波を乗り越えるための練習をたくさんさせることが大事なんじゃないかな?とアドバイスをいただきました。
共働きの世帯が増えている世の中。私も仕事や家事に追われ子育てについて深く考える時間もなく、流れるように大切な時間が過ぎて行っているように感じる時があります。親の都合で子どもの気づきのチャンスを見逃していることが結構あるなと反省しました。もう少し、子どもを信じてみようと思いました。子育ての方法なんて決まったものはないと思いますが、自分の子育てに自信が持てない。私だけが・・・うちの子だけ?そんな悩み、迷った時にだれかと話せる一人じゃないと思える場があることはとても大切なんだと感じました。今回は子育てを見直すいいきっかけをいただきました。
講演を聞いて、また明日からがんばろうと思った方たくさんいたんじゃないかと思います。私も子どもの一言一言にもう少し耳を傾け、そしてちょっとだけほったらかし(干渉しない)の時間を心掛けよう思いました。(三日坊主にならないように・・・)
事業担当の武田さんは今後も定例の演劇鑑賞会のほかに、子どもを持つ親が交流できるような場の提供も考えていきたいと話されていました。
山形子ども劇場は、毎月の会費でプロの生の舞台(演劇、人形劇、音楽等)を年4回鑑賞するそうです。またこどもまつりや冬まつりなど親子でさまざまな体験活動ができるそうです。自分の子どもだけでなく、他の子どもたちもみんなで見守り、育む活動を頑張っていらっしゃいます。
今後の子ども劇場さんの活動の予定としては、7月24日(土)10:00~12:00 山形市総合福祉センター3階 研修室1にて、紙ふうとうで見たこともない生き物をつくろう!を開催するそうです。こちらも山形市コミュニティファンド「まこちゃん子育てファンド」助成事業です。
詳しくは山形子ども劇場HPをご覧ください。http://www.yamagata-npo.jp/web/kogeki35/




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