
今年話題になった本の中で、「日本でいちばん大切にしたい会社」という、坂本光司氏の著書があります。
昨年来の経済破綻を機に、経営や経済活動そのものを見直す動きがありますが、そんな流れにものってか、
この本は静かにしかし着実に販売部数を伸ばし、あの鳩山首相の就任演説でも一部が引用されて、
更に認知度を増すこととなりました。
今、社会に求められていて、しかも欠落している何かがこの本には含まれているからでしょう。
書評の中には「涙して読んだ」などの声も紹介されています。真偽のほどは定かではありませんが、
うるっとくることは頷ける内容です。
企業の存在自体が地域社会にとって何なのか、を考えさせられます。
近年、企業の社会貢献だとか社会的責任だとかが、大々的に取り沙汰されるご時世ですが、
意図的なPR効果があまりにも見え見えというのもちょっと困った風潮です。
もちろん、この本にしてもエピソードの紹介方法などに、多少作為的なところも見えなくはありませんが、
企業と社会との関わりを考える良いきっかけは与えてくれます。
そして、こうした企業や商店はたぶん、皆さんの周囲にたくさんあって、自慢することもなく、
紹介されることもなく、淡々と事業を継続している事でしょう。
そんな視点で周囲を見回すのも、たまには必要な事かも知れませんね。
因みに、著書の中で引用された日本理化学工業株式会社の話題(件の鳩ちゃんが演説内で引用した話題)は
下記で紹介されています。 (K)

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